e-tax Web版は厳しい出来
[公開日] 2015/03/16 [カテゴリー] 確定申告とe-tax [タグ] e-tax, 確定申告2015
e-tax Web版は普通の方(還付申告や個人の方)の確定申告には苦労の割には、、
e-taxで平成26年度確定申告のページに導入されたWeb版e-tax。
これまで、
- 年に一回しか使わないのに、
- PCにインストールが必要で、
- しかもWindows+IEのみ
という古臭いシステムのe-taxが、ついにクラウド(Webブラウザだけ)で簡潔するのかと期待しましたが、
残念ながら、
- 還付申告をされるサラリーマン
- 個人事業主
などの大多数の方の確定申告には使えないようでした。来年以降に期待ですね。
e-tax Web版
「給与所得の源泉徴収票等の法定調書」、「給与等の所得税徴収高計算書」、「納税証明書交付請求」及び「納付情報登録依頼」については、Web上で作成し、提出(送信)することができます 引用元:国税庁etaxサイト
という内容で、いずれも給与などを支払う、源泉徴収する側のためのサービスのようでした。
実際にe-tax Web版を開いてもこんな機能しかありません。
e-tax Web版は法人向け
しかも、まだ今年からできたばかりのせいか、不具合も多く、動作環境をそろえても、
e-tax Web版の最初の画面の動作環境チェックでは、何度やってもエラーになります。
e-tax Web版のエラー
さらに、Web版なのに、事前設定インストールは独自に必要ですし、
さらに、メニュー画面では怪しげなプラグインのインストールを薦められます。
e-taxでプラグインのインストールを薦められる
怖いですよね。
必要なら事前設定インストールでまとめて入れろ!と思うのは私だけではないはず。
今日が確定申告の期限日(しめきり)
本日3月16日は確定申告の期限日(しめきり)となります。
あせらず、今までどおりのe-taxソフトで確定申告をした方がよさそうだと感じたのでそうします。
一度、暦日(e-tax上の日付)で送信日付が3月16日になる状態で送信しておけばいいようです。
また、個人(給与所得者・サラリーマン)の還付申告は多少期限日を過ぎて確定申告しても、経験的にはさほど問題なく粛々と処理していただけたのですが、だらだらと引き延ばしても仕方のないものですので、早めに確定申告をした方がよさそうです。
タブレットでは電子申告はできない
ちなみに、スマホ版e-taxやiPadなどのタブレット端末でe-taxを利用の際は所得税及び復興特別所得税の確定申告書作成コーナーで、確定申告書の作成までは可能ですが、e-taxでの提出(電子申告)の際に必要な電子証明書を読み込むICカードリーダーが接続できないため、プリンターなどで印刷した後、郵送での提出が必要になります。
今日(3/16)郵送しても、到着は明日以降になりますので、申告期限を過ぎての申告となってしまいます。